電子渡航認証(eTA)の概要
ほとんどの旅行者は、カナダに空路で入国する、または、カナダの空港で乗り継ぎをする際には、ビザまたは電子渡航認証(eTA)が必要です。
申請前に、カナダに渡航するには何が必要かをご確認ください。
電子渡航認証とは?
電子渡航認証(eTA)は、カナダ入国ビザが必要でない外国籍の旅行者が空路でカナダに入国する場合に必要なものです。eTAはパスポートに電子的にリンクされ、有効期間は最長5年間ですが、パスポートの有効期限がそれ以前の場合は、パスポートの有効期限まで有効です。新しいパスポートを取得した場合は、新しいeTAを得る必要があります。
取得したeTAの有効期間中は、何度でもカナダに入国して短期滞在(通常一度に6か月まで)をすることができます。カナダ国内での移動にはeTAは必要ありません。
eTAを有しているだけでカナダ入国が保証されるものではありません。カナダに到着した際に、入国審査官がパスポートとその他書類の提示を求めますので、それに応じてカナダ入国要件を満たしていることを審査官が確認できるようにしなければなりません。
カナダへの渡航のためにeTAが必要は人は?
旅行者には4つの区分があります。
- eTAが必要な旅行者
- カナダ入国ビザが免除されている外国籍の旅行者がカナダに空路で入国したりカナダの空港で乗り継ぎする場合にはeTAが必要です。車、バス、鉄道、船(クルーズシップを含む)でカナダに到着する場合はeTAは不要です。
- eTA申請に適格と認められる可能性がある旅行者
- カナダ入国ビザが必要な国の中の一部の国の国民は、カナダに空路で入国するために、入国ビザの代わりにeTAを申請する資格に適合することがあります。ただし、車、バス、鉄道、船(クルーズシップを含む)でカナダに到着する場合は入国ビザが必要です。
- eTAの申請はできず、他の身分証明書を携帯しなければならない旅行者
- カナダ国民(二重国籍保有者を含む)は有効なカナダのパスポートが必要です。米国とカナダ両方の国籍を有する旅行者は、カナダまたは米国の有効なパスポートでカナダ入国ができます。
- カナダの永住権者は有効な永住者カード、または、永住者渡航文書が必要です。
- 重要 – 過去のカナダ居住者: カナダ永住権に有効期限はありません。何年も前にカナダに住んでいた場合、今でも永住権があることもあります。旅行の遅滞を避けるため、ご確認ください。
- 入国ビザが必要な旅行者。国民以外の個人に発給された外国人パスポートの保有者および無国籍者を含む。
- eTA要件を免除されている旅行者。
- 米国籍保有者。eTAは不要ですが、有効な米国パスポートなどの適切な身分証明書の携帯が必要です。
- 米国の有効な在住資格がある米国合法永住者はeTAの取得が免除されます。ただし、在住資格の正式な証明書(または同等の在住資格書類)と国籍を有する国のパスポート(または同等の渡航文書)を所持していなければなりません。
- 米国合法永住者の証明書の総合リストをご参照ください。
- eTA免除者の総合リストをご参照ください。
- 米国籍保有者。eTAは不要ですが、有効な米国パスポートなどの適切な身分証明書の携帯が必要です。
カナダ渡航のためのeTAの申請方法は?
申請には、このカナダ政府公式ホームページのみをご利用ください。
eTA申請は、2、3分で済む簡便なオンライン手続きです。ほとんどの申請者には数分以内にEメールでeTA承認が届きます。ただし、補足文書の提出が求められた場合、手続きに数日かかることもあります。カナダ行きの航空券を購入する前にeTAを取得することがベストです。
eTAの料金は7カナダドルです。申請と支払いは一度に一人分のみ行えます。
申請書記入の際には、パスポート、クレジットカード、およびEメールアドレスが必要です。またいくつかの質問に答える必要があります。
申請時によくある間違いをしないようご注意ください。
eTA申請書に間違ったパスポート番号を入力した場合、カナダ渡航について障害が発生します。
eTAヘルプガイド (PDF, 2.36 MB)を利用し、指示に従ってパスポート番号を正確に入力してください。
パスポートの身分事項ページ(本人の写真があるページ)の一番上に記載されている番号を入力してください。
出発の際に空港に持って行くもの
承認されたeTAは申請に使ったパスポートにリンクされます。カナダ行きの便にチェックインする際にこのパスポートを提示する必要があります。
航空会社のスタッフがパスポートをスキャンして有効なeTAがあることを確認します。有効なeTAがない場合、搭乗することはできません。
パスポート番号が正しいことを確認
空港でのトラブルを避けるために: eTAが承認されたら、受け取ったeTA承認Eメールに記載されているパスポート番号と手元のパスポートの番号が一致することを確認してください。一致しなかった場合は、もう一度eTAを申請しなければなりません。
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